転職の軸が決められないときにやること

転職の軸が決められないときにやること キャリア相談

条件が多すぎて、一つに絞れない。

年収も休みも仕事内容も大事に思えて、書き出すたびに項目が増えていく。気づけば一件も応募しないまま、また数週間が過ぎている。

転職の軸が決められない原因の多くは、条件を全部同じ重さで考えていることにある。最初にやることは順位づけではなく、譲れない条件と譲れる条件を分けて書き出すことだ。

  • 軸が決められないときに頭の中で起きていること
  • 譲れない条件と譲れる条件の分け方と判定の言葉
  • 今の仕事で嫌だったことから軸を逆算する手順
  • 一人で決めきれないときにやることと相談先の違い
  • 軸が途中で変わったときに見るところ
  1. 軸が決められない理由
    1. 条件を全部同じ重さで見ている
    2. 「決める」を「捨てる」だと思っている
    3. 情報を集めるほど決められなくなる
  2. 優先順位をつける考え方
    1. 譲れない条件と譲れる条件を分けて書き出す
    2. 三つの箱に仕分ける
    3. 譲れない条件は3つまでに絞る
    4. 数字で書けるものは数字にする
  3. 過去の不満から逆算する方法
    1. 嫌だったことを場面で書く
    2. 不満を条件の言葉に置き換える
    3. 良かったことも同じやり方で拾う
  4. 一人で決めきれないときの選択肢
    1. 話す相手によって返ってくるものが違う
    2. 話す前に整理しておくこと
    3. 相手の意見をそのまま軸にしない
  5. 軸は途中で変わってもいい
    1. 変わるのは失敗ではない
    2. 変えたら記録を残す
    3. 締切を決めておく
  6. 転職の軸が決められないときにやること:抽象的な言葉を条件に置き換える
    1. 「成長」「安定」を仕事の中身まで下ろす
    2. 主語を「世間」から「自分」に戻す
    3. 書けた分だけ紙に残す
  7. 求人情報を材料にして、決められない転職の軸を試す
    1. 3件だけ選んで横に並べる
    2. 見送った理由を一行で残す
    3. スカウトや募集要項の言い回しを拾う
  8. 仕事以外の条件から先に固める
    1. 動かせない条件を書き出す
    2. 収入は「下限」だけ決める
    3. 家族がいるなら先に話しておく
  9. 転職の軸が決められないまま選考を進めるときのやり方
    1. 期限を切って仮決めする
    2. 面接で軸を聞かれたときの答え方
    3. 面接で聞いた条件を持ち帰る
  10. 現職に残る場合と比べて、転職の軸が決められない状態を検証する
    1. 今の職場で変えられる部分を切り分ける
    2. 転職でしか動かない条件を残す
    3. 比較した結果を言葉にして書き残す
  11. 転職の軸が決められないときにやることを、期限を区切って進める
    1. 集める期間と決める期間を分ける
    2. 期限が来ても決まらないときの扱い
    3. 決めた日付を残しておく
  12. よくある質問
    1. Q. 転職の軸は一つに絞らないといけませんか
    2. Q. 途中で軸が変わってもいいですか
    3. Q. 家族の希望と自分の希望がずれたときはどうしますか
    4. Q. 軸が無いまま応募を始めてもいいですか
    5. Q. 年収と仕事内容はどちらを優先すべきですか
    6. Q. 譲れない条件を満たす求人が見つかりません
    7. Q. 書き出しても軸が決められないときは何をすればいいですか
    8. Q. 転職の軸を面接でうまく話せる自信がありません
  13. まとめ:軸は一度に決めなくていい。優先順位をつけるところから始める

軸が決められない理由

転職の軸が決められない人の多くは、考える力が足りないわけではない。条件を並べたところで手が止まっている。

年収、休日、勤務地、仕事内容、人間関係、通勤時間。どれも大事なのは本当で、そこに嘘はない。

条件を全部同じ重さで見ている

紙に書き出した条件は、書いた瞬間はすべて同じ大きさで並ぶ。文字の大きさが同じだから、重さも同じように見えてしまう。

実際には、欠けたら生活が回らない条件と、あれば嬉しい条件が同じ列に混ざっている。この二つを分けないまま眺めていても、順番はつかない。

条件が多いことが問題ではなく、重さがついていないことが問題になっている。

条件を減らす必要はない。減らそうとするから手が止まる。並べ替えるだけで動けるようになることがある。

「決める」を「捨てる」だと思っている

優先順位をつける作業は、下位に回した条件を捨てる作業のように感じられる。捨てると思うと、どれも捨てられなくなる。

順位をつけても、下位の条件が消えるわけではない。二つを同時に取れない求人が出てきたとき、どちらを先に見るかを決めているだけだ。

  • 両方は取れないときに、どちらを先に見るか
  • その条件が欠けたときに、断るか受けるか
  • 面接で聞くことの順番
  • 求人を絞り込むときの検索条件

情報を集めるほど決められなくなる

求人を見るほど選択肢が増え、比べるための項目も一緒に増えていく。調べている時間は長いのに決められない状態が続くのは、この構造のためだ。

ここでやることは、情報を増やすことではない。手元にある条件に重さをつけることだ。

今の状態 起きていること 次にやること
条件が10項目以上ある 重さがついていない 欠けたら断る条件だけ抜き出す
求人を見続けている 判断材料ではなく選択肢が増えている 見る前に条件を3つに絞る
書き出したのに納得できない 希望だけ書いて不満を書いていない 嫌だったことから書き直す
人に話すたびに揺れる 他人の基準を借りている 自分の条件を先に紙に置く
応募直前で手が止まる 断る基準が決まっていない 断る条件を先に1つ決める

優先順位をつける考え方

転職の軸を決めるとき、最初にやることは順位づけではない。分類だ。

譲れない条件と譲れる条件を分けて書き出す。この一手だけで、比べる相手が半分以下に減る。

譲れない条件と譲れる条件を分けて書き出す

判定するための言葉を一つ決めておくと迷いにくい。「これが満たされない求人は、他がどれだけ良くても断るか」だ。

断ると即答できるものが譲れない条件。少しでも考え込んだものは、譲れる条件の側に置く。

迷ったら譲れる側へ入れる。譲れない側に入れすぎると、どの求人も条件を満たさなくなり、また決められない状態に戻る。

三つの箱に仕分ける

紙を三つに区切って、書き出した条件を上から順に振り分けていく。書き直しは何度してもいい。

判定する質問 入る条件の性質
譲れない 満たされないなら断るか 生活と健康が直接かかるもの
できれば欲しい 無くても続けられるか 働きやすさに関わるもの
あれば嬉しい 入社後に変わってもいいか 環境や設備など後から変わるもの

三つに分けたあと、譲れない箱の中だけをもう一度見る。ここに5つも6つも入っていたら、まだ分類が終わっていない。

譲れない条件は3つまでに絞る

譲れない条件が多いほど、当てはまる求人は減っていく。減った結果として応募先が消えると、動けない時間がまた延びる。

3つに絞るときは、条件どうしを直接ぶつけて比べる。「この二つのうち片方しか取れないなら、どちらを残すか」を繰り返すだけでいい。

  • 譲れない箱の条件を紙に一列で書く
  • 上から二つずつ選んで、片方を残す
  • 残った条件を一番上に置く
  • 同じ作業を繰り返し、上位3つで止める
  • 4番目以降は「できれば欲しい」箱へ移す

この3つが、今の時点での転職の軸になる。完成品ではなく、動き出すための仮置きとして扱う。

数字で書けるものは数字にする

「働きやすい」「風通しがいい」といった言葉は、求人票と照合できない。照合できない条件は、いつまでも判定を先送りにする。

通勤時間、休日数、勤務形態、残業の扱いのように、求人票に書いてある形に言い換えると、その場で○×がつく。

数字にできない条件を捨てる必要はない。数字にできる条件を先に判定に使い、残りは面接で確かめる項目として分けておく。

過去の不満から逆算する方法

希望から書き出そうとすると、言葉が一般的になりやすい。「やりがい」「成長できる環境」と書いても、判定には使えない。

転職の軸が決められないときは、向きを逆にする。今の仕事で嫌だったことを言葉にすると、軸が輪郭を持ち始める。

嫌だったことを場面で書く

感想ではなく場面を書く。「人間関係が悪い」ではなく「金曜の夕方に来週分の作業を追加された」のように、いつ何が起きたかまで下ろす。

場面まで下ろすと、嫌だったのが人なのか、仕組みなのか、時間の使われ方なのかが分かれてくる。

  • この一年でいちばん辞めたいと思った日のこと
  • 朝、家を出るのが重かった曜日と理由
  • 断れなかった依頼と、断れなかった理由
  • 人に説明するとき言葉を濁している部分

不満を条件の言葉に置き換える

不満は裏返すと条件になる。この置き換えをやると、希望から書くより具体的な軸が出てくる。

嫌だったこと 裏にある本題 軸の言葉
終業間際に依頼が来る 時間の予定が立たない 業務の締切が事前に決まっている
評価の理由が分からない 基準が共有されていない 評価基準が文書になっている
誰に聞けばいいか分からない 担当の範囲が曖昧 担当範囲が決まっている
移動が多くて疲れる 体力の消耗が読めない 移動の頻度と範囲が決まっている
やり方を変えられない 裁量がない 手順を提案できる余地がある

良かったことも同じやり方で拾う

不満だけで軸を組むと、逃げる方向にしか条件が並ばない。逃げる条件は満たされても、満足には届かないことがある。

同じ手順で、続けられた仕事や苦にならなかった作業も書き出す。嫌だったことと並べると、譲れない条件が両側から挟まれて決まりやすくなる。

過去の不満は、退職理由の説明にそのまま使う言葉ではない。ここで書き出すのは自分用のメモで、面接で話す言葉は別に整える。

ここまでの書き出しをもっと細かく詰めたい人向けに、次の記事も用意している。

一人で決めきれないときの選択肢

書き出しても決められないときは、材料ではなく視点が足りていない。自分の頭の中だけで回し続けても、同じところを通る。

人に話すと整理が進むのは、相手が答えをくれるからではない。声に出す過程で、自分が何を重く見ているかが自分に聞こえるからだ。

話す相手によって返ってくるものが違う

相手にはそれぞれ立っている場所がある。同じ話をしても、返ってくる言葉の方向は変わる。

話す相手 返ってきやすいもの 気をつけること
家族 生活面の前提 安定を強めに見た意見になりやすい
同じ職場の同僚 今の環境の共通認識 社内の常識が前提に入る
他業界の友人 外から見た違和感 仕事の中身までは分からない
その仕事の経験者 実際の働き方の情報 その人の経験の範囲に限られる
キャリア相談の担当者 求人と条件の照合 相手の立場と前提を先に確かめる

話す前に整理しておくこと

何も持たずに相談すると、相手の質問に答えるだけで終わる。手ぶらで行くほど、相手の基準に寄っていく。

紙を一枚持っていくだけで、話の中身が変わる。譲れない条件3つと、嫌だったことを書いた紙で足りる。

  • 譲れない条件3つ
  • 今の仕事で嫌だったこと3つ
  • まだ決められない項目とその理由
  • 聞きたいことを一つだけ絞ったメモ

相手の意見をそのまま軸にしない

聞いた話をそのまま軸に置き換えると、次に別の人に会ったときにまた入れ替わる。相談するたびに揺れるのは、この入れ替えが起きているためだ。

聞いた話は軸ではなく材料として扱う。自分の紙に書いた3つを、その話を踏まえて並べ替えるかどうかだけを判断する。

相談した相手に決めてもらった軸は、面接で理由を聞かれたときに言葉が続かない。並べ替えの理由まで自分の言葉にしておく。

軸は途中で変わってもいい

転職の軸を一度決めたら最後まで守るもの、と考えると、決める前の緊張が上がる。緊張が上がるほど、決められない時間が延びる。

軸は仮置きでいい。求人を見て、面接で話して、情報が増えれば重さは変わる。

変わるのは失敗ではない

最初の軸は、今の職場から見える範囲だけで作ったものだ。範囲の外を見れば、優先順位が動くのは自然なことだ。

問題になるのは、変わったこと自体ではない。変わった理由を自分で説明できないまま、条件が毎回入れ替わっていく状態だ。

変え方 中身 扱い
情報で変わった 実際の働き方を知って順位が動いた そのまま更新してよい
状況で変わった 家庭や体調など前提が変わった そのまま更新してよい
疲れて変わった 決められない状態が続いて条件を下げた 下げる前に一度止める
言われて変わった 誰かの意見をそのまま入れた 自分の理由に置き換える

変えたら記録を残す

いつ、何を、なぜ変えたかを一行だけ残す。この一行が、次に迷ったときの手がかりになる。

記録があると、同じ論点で二度悩まずに済む。面接で軸を聞かれたときにも、経緯として話せる形になる。

  • 日付
  • 動かした条件と、動かす前の順位
  • 動かすきっかけになった出来事
  • その時点での譲れない条件3つ

締切を決めておく

決められない状態が長引く原因の一つは、いつまでに決めるかが無いことだ。期限が無い判断は、後ろに動き続ける。

軸を仮置きする日、応募を始める日、見直す日をカレンダーに置く。見直す日まではその軸で動くと決めておくと、途中の揺れが減る。

見直す日を作らずに軸を固定すると、状況が変わっても直せない。決めることと、直す機会を持つことは同時に置いておく。

転職の軸が決められないときにやること:抽象的な言葉を条件に置き換える

「成長したい」「安定したい」のままでは、求人を見ても判断が動きません。まず言葉を、求人票の項目と突き合わせられる形に置き換えます。

「成長」「安定」を仕事の中身まで下ろす

成長という言葉には、任される範囲・扱う技術・教わる相手の有無が混ざっています。どれを指しているのか一つ選ぶところから始めます。

安定も同じで、会社の規模を指す人と、勤務時間の読みやすさを指す人がいます。自分がどちらなのかで、見るべき求人が変わります。

使いがちな言葉 下ろした先の例 求人票で見る欄
成長したい 設計から任される 仕事内容・任せる範囲
安定したい 残業が月20時間以内 平均残業時間
裁量がほしい 進め方を自分で決められる チーム構成・体制
評価されたい 評価の基準が公開されている 評価制度・昇給

主語を「世間」から「自分」に戻す

良い会社かどうかではなく、自分が続けられるかで書き直します。世間の評価を基準にすると、転職の軸が決められない状態が長引きます。

  • 「有名だから」を「自分の何が楽になるか」に書き直す
  • ひとつの言葉に条件を二つ以上詰め込まない
  • 数字で書けるものは数字にする(時間・金額・日数)
  • 今の職場でも満たせている条件は、軸から外す

書けた分だけ紙に残す

全部そろわなくても、言葉にできた条件だけを残しておきます。後で求人を見たときに、足りない項目のほうが先に目につきます。

求人情報を材料にして、決められない転職の軸を試す

頭の中だけで考える時間が長いほど、答えは出にくくなります。実際の求人を並べ、自分がどこで手を止めるかを観察します。

3件だけ選んで横に並べる

気になる求人を3件に絞り、給与・勤務地・仕事内容・働き方を並べます。件数を増やすと、比較すること自体が目的になります。

並べたあと、どの列を先に見たかを覚えておきます。最初に目が行った項目が、今の自分の優先順位に近い場所です。

見送った理由を一行で残す

応募しなかった求人のほうに、判断の材料が入っています。引っかかった一点だけを短く書き残します。

  • 「なんとなく」で終わらせず、条件名まで書く
  • 給与か、働き方か、仕事の中身かを分けて書く
  • 同じ理由が3回出たら、それを軸の候補に上げる
  • 逆に一度も出ない条件は、こだわりが薄いと判断する

スカウトや募集要項の言い回しを拾う

スカウト文には、企業が売りにしている条件が並んでいます。読んで気持ちが動いた箇所と、白けた箇所を分けておきます。

仕事以外の条件から先に固める

転職の軸が決められないとき、仕事の中身だけで考えていることがあります。生活側の条件は数字で決まるので、先に確定させると残りが絞れます。

動かせない条件を書き出す

通勤時間の上限、勤務時間帯、住む場所、家族の予定。ここは希望ではなく制約なので、迷う幅が小さくなります。

項目 決め方 求人での確認先
通勤時間 片道で我慢できる上限を分で出す 勤務地・転勤の有無
勤務時間帯 家の事情から動かせない時間を先に押さえる 就業時間・シフト
年収 生活が回る下限だけ決める 想定年収・賞与
働く場所 出社の回数で線を引く 在宅勤務・出社頻度

収入は「下限」だけ決める

理想額を決めようとすると手が止まります。今の生活が回る下限を出し、それを下回る求人を外す使い方にします。

家族がいるなら先に話しておく

引っ越しや年収の増減は、後から相談すると選考の途中で止まります。動かせる範囲を、活動を始める前に共有しておきます。

  • 通勤の上限を「駅名」ではなく「分」で決める
  • 貯金で何か月しのげるかを数えておく
  • 今の職場の退職手続きにかかる期間を調べる
  • 家族に伝える時期を、応募より前に置く

転職の軸が決められないまま選考を進めるときのやり方

軸が固まるまで動かないと決めると、時間だけが進みます。仮の軸で選考に入り、面接で得た情報で書き換える進め方もあります。

期限を切って仮決めする

「今週末までに仮の軸を三つ書く」のように、日付で区切ります。仮なので、外れていたら書き換える前提で置いておきます。

  • 考える日を決め、その日までは求人を見ない
  • 応募の一件目を出す日をカレンダーに入れる
  • 一か月動いても変化がなければ、条件を一つ緩める

面接で軸を聞かれたときの答え方

迷っていると伝える必要はなく、今いちばん重視している一点を話せば足ります。理由を過去の仕事から説明できると、話が具体的になります。

複数を並べると、何を求めているのかが伝わりにくくなります。順番をつけて、上から話します。

面接で聞いた条件を持ち帰る

面接では、残業の実態や評価の決まり方を確認できます。聞いた内容を並べると、自分がどの条件に反応するのかが見えてきます。

反応した条件はメモに足し、興味が動かなかった条件は下げます。この繰り返しが、軸を形にしていく作業になります。

現職に残る場合と比べて、転職の軸が決められない状態を検証する

転職の軸が決められないときにやることの一つが、今の会社に残った場合との比較です。転職でしか解決しない条件だけが、軸として残ります。

今の職場で変えられる部分を切り分ける

不満の中には、部署異動や担当変更、上司への相談で動く部分が混ざっています。まずそこを分けます。

  • 担当業務の範囲や配属先
  • 勤務時間や在宅勤務の運用
  • 評価面談で伝えていない希望
  • 資格取得や研修の支援制度

転職でしか動かない条件を残す

会社の事業内容、給与テーブルの上限、business の規模感は、社内での働きかけでは変わりにくい部分です。

条件 社内で動く見込み 軸に残すか
担当する製品 異動で動く場合がある 保留
年収の上限 給与制度に依存 残す
業界そのもの 社内では変わらない 残す

比較した結果を言葉にして書き残す

残った条件を並べると、転職の軸が決められない状態から抜ける材料になります。数が多ければ、上から二つだけ選びます。

転職の軸が決められないときにやることを、期限を区切って進める

考える時間に区切りがないと、情報だけが増えて判断が先送りになります。期間を決めて進める方法があります。

集める期間と決める期間を分ける

求人や口コミを見る時期と、条件を絞る時期を混ぜないやり方です。集めながら決めようとすると、基準が毎回動きます。

  • 最初の二週間は情報を集めるだけにする
  • 次の一週間で条件を三つに絞る
  • 絞ったあとは新しい求人を基準に使わない
  • 見直す日をあらかじめカレンダーに置く

期限が来ても決まらないときの扱い

期限までに決まらない場合、条件の粒度が細かすぎることがあります。項目をまとめ直すと判断しやすくなります。

状態 次にやること
候補が多すぎる 譲れない条件を二つに減らす
候補がゼロ 条件の数値を一段ゆるめる
比べられない 同じ項目で並べた表を作る

決めた日付を残しておく

いつの時点で何を優先したかを書いておくと、後から見直すときに理由をたどれます。転職活動が長引いたときにも使えます。

よくある質問

Q. 転職の軸は一つに絞らないといけませんか

一つに絞る必要はない。譲れない条件を3つまでにしておくと、求人を判定するときに使いやすくなる。

絞るのは条件の数であって、大事に思っている気持ちの数ではない。下位に置いた条件も、上位が満たされたときの判断材料として残る。

Q. 途中で軸が変わってもいいですか

変わってよい。求人を見て面接で話せば情報は増えるので、優先順位が動くのは自然なことだ。

変えたときは、いつ何をなぜ変えたかを一行だけ残しておく。理由が残っていれば、同じ論点で二度悩まずに済む。

Q. 家族の希望と自分の希望がずれたときはどうしますか

どちらかを正解にする前に、ずれている項目を一つずつ紙に並べる。多くの場合、全部がずれているのではなく、一つか二つの条件で衝突している。

衝突している条件について、それぞれが何を心配しているかまで下ろすと、話す対象が「勤務地」ではなく「帰宅時間」のように具体になる。

Q. 軸が無いまま応募を始めてもいいですか

始めてよい。求人を見て面接を受けること自体が、軸を決めるための情報になる。

ただし断る基準だけは先に一つ決めておく。基準が無いまま進むと、内定が出てから決められない状態に戻りやすい。

Q. 年収と仕事内容はどちらを優先すべきですか

どちらが上かは人によって変わるので、ここで正解は決まらない。決め方だけが共通する。

「片方しか取れないなら、どちらを残すか」を自分に聞いて、残った方を上に置く。答えに詰まるなら、それぞれが欠けたときに何が起きるかを書き出してから比べる。

Q. 譲れない条件を満たす求人が見つかりません

譲れない条件が多すぎるか、数字にできない言葉のまま判定に使っている可能性がある。まず3つに絞れているかを確認する。

3つでも見つからないなら、条件の書き方を求人票の言葉に近づける。それでも残るなら、探す範囲の方を見直す。

Q. 書き出しても軸が決められないときは何をすればいいですか

希望から書くのをやめて、今の仕事で嫌だったことを場面ごとに書き出す。感想ではなく、いつ何が起きたかまで下ろす。

書き出した不満を裏返すと条件の言葉になる。この形で出てきた条件は、求人票と照合できる形になっていることが多い。

Q. 転職の軸を面接でうまく話せる自信がありません

面接で求められているのは立派な軸ではなく、その軸を選んだ理由の説明だ。理由が自分の経験とつながっていれば形になる。

過去の不満から逆算して作った軸は、経緯がそのまま説明になる。話す前に、不満の表現だけは事実の記述に整えておく。

まとめ:軸は一度に決めなくていい。優先順位をつけるところから始める

転職の軸が決められないのは、条件を全部同じ重さで抱えているからだ。重さをつければ、条件の数はそのままでも動ける。

やることは、譲れない条件と譲れる条件を分けて書き出し、上位3つを仮置きすること。手が止まったら、今の仕事で嫌だったことから逆算する。

  • 決められない原因は条件の多さではなく、重さがついていないこと
  • 譲れない条件と譲れる条件を分け、上位3つまでに絞る
  • 希望から書けないときは、嫌だったことを場面で書いて裏返す
  • 一人で決めきれないときは、紙を持って話し、意見は材料として扱う
  • 軸は仮置きでよく、変えたら理由を一行残して見直す日を決める

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この記事を書いた人

生活にお得な口コミレビューLifeReviews 編集部

暮らしの中で迷いやすい選択について、料金・条件・続けやすさを同じ物差しで比べて整理しています。公的統計や各サービスの公開情報を確認したうえで、一方を持ち上げて他方を貶す書き方はしません。