無料点検、どこまで頼めるのか分からない。
広告では無料と書いてあるのに、頼んだあとに費用の話になるのが怖い。業者ごとに言うことが違ったら、どちらを信じればいいのかも分からない。
シロアリの点検業者の選び方は、料金ではなく「どこまで見せてくれるか」で決まる。無料なのは点検と見積もりまでで、その先の工事は有料に切り替わる。
- 無料点検で無料になる範囲と、有料に切り替わる線
- 床下に入る点検と、入らない点検の違い
- その場で契約を迫られたときの断り方
- 見積書のどこを見れば業者を比べられるか
- 契約したあとでも戻せる制度と、その期限
無料点検はどこまでが無料か
無料点検の「無料」は、家を見て見積書を出すところまでを指すことが多い。薬剤をまく作業に入った時点で、有料の工事に変わる。
無料になるのは点検と見積もりまで
シロアリの点検業者に頼んで無料で済むのは、床下や水回りを見て、被害の有無と工事の内容を書面にするところまで。
そこから先の駆除・予防の施工、傷んだ木材の補修、床板の開口などは、別の見積もりが立つ作業になる。
| 点検のときにやること | 費用の扱い |
|---|---|
| 床下への進入と目視 | 無料の範囲に入ることが多い |
| 蟻道・食害・水漏れの確認 | 無料の範囲に入ることが多い |
| 写真つきの報告書 | 業者によって分かれる |
| 点検口がない家での床板の開口 | 有料になりやすい |
| 薬剤の散布・木部処理・土壌処理 | 工事なので有料 |
| 防湿シートや床下換気扇の設置 | 別工事として有料 |
「無料」の線引きは業者ごとに違う
点検口がない家では、床板を外さないと下が見えない。この作業を無料の点検に含める業者と、別料金にする業者がいる。
電話やフォームで申し込む段階で、どこから有料になりますかと一言確認しておくと、後で揉めない。
「点検は無料」と書いてあっても、出張費やキャンセル料が別に決められていることがある。点検だけで終わったときの請求が本当にゼロかを、申込み前に聞く。
無料点検の費用はどこから出ているか
床下に人が入る点検には、人と時間がかかる。それを無料にできるのは、点検を受けた家のいくらかが工事につながる前提で組み立てられているから。
この仕組みが悪いという話ではない。ただ、点検する人が工事を売る人でもある以上、判断は自分の側に置いておく必要がある。
シロアリの点検業者の選び方は、ここから始まる。無料の範囲を即答できるかどうかで、その業者の姿勢がある程度見える。
点検を頼む前に、家の側で用意しておくこと
- 点検だけで終わった場合、請求はゼロか
- 出張費・駐車場代は無料に含まれるか
- 床下に入れない造りだったとき、どうするか
- 写真と報告書はもらえるか
当日は、床下収納や和室の畳の上に物を置かない。点検口の前が塞がっていると、そこだけ見ずに終わる。
気になっている場所は紙に書き出しておく。羽アリを見た日、床のきしみ、雨漏りの跡は、点検の精度に直結する。
点検で見せてもらう場所
シロアリの被害は床下から始まる。だから点検の質は、床下にどこまで入ったかでほぼ決まる。
床下に入るかどうかが分かれ目
点検口から頭だけ入れて覗く方法と、床下を這って奥まで進む方法では、見える範囲がまったく違う。
玄関まわり、浴室の下、勝手口、配管の周りは、点検口から覗くだけでは死角になりやすい。被害が出やすいのは、まさにそこ。
- 基礎の内側を登る蟻道(土でできたトンネル)
- 玄関・浴室・勝手口まわりの土台と柱
- 配管の周りの湿り、水漏れの跡
- 床束・大引・根太の食害
- 断熱材の裏側や継ぎ目
床下に入れない家のとき
基礎が低い、床下がコンクリートで塞がれている、点検口そのものがない。この条件だと人は入れない。
入れないと分かったときに、業者が何を代わりにするかを聞く。ここで黙る業者と、代替案を出す業者に分かれる。
| 家の条件 | 点検のやり方 |
|---|---|
| 点検口があり、床下に高さがある | 床下に進入して全面を目視 |
| 点検口はあるが高さが足りない | 入れる範囲+カメラで奥を確認 |
| 点検口がない | 新設するか、床下収納から入る |
| 床下がコンクリートで密閉 | 外周・室内側の症状から判断 |
床下以外にも見る場所がある
屋外の基礎の立ち上がり、犬走りのひび、庭に置いた木材や切り株も、シロアリの通り道になる。外周を一周してくれるかは見ておく。
羽アリが出た場所、床のきしみ、ドアの建て付けの変化は先に伝える。気づいたことを先に全部渡すほうが、結果の精度は上がる。
点検のあとに何をもらえるか
床下の写真、被害の位置を書き込んだ図、薬剤名の載った見積書。この3点が揃っていると、他の業者と突き合わせる材料になる。
写真は撮影日が分かる形でもらう。口頭の説明だけだと、翌日には内容を思い出せない。
写真を見せられて「これが被害です」と言われても、それが自分の家の床下かどうかは判断できない。撮影日と、家のどのあたりを撮ったものかを合わせて説明してもらう。
その場で契約を迫る業者への注意
点検が終わった直後は、いちばん判断が鈍る。床下の写真を見せられた後に「今日決めてくれれば」と言われると、断りにくい。
急がせる言葉のパターン
- 「今日中なら、この金額でできます」
- 「このままだと家がもちません」
- 「近所でまとめて工事しているので安くできます」
- 「来週には手遅れになります」
被害が進んでいるという指摘自体は、本当かもしれない。それでも、一日二日で家の状態が変わることはない。
シロアリの被害は年単位で進む。判断を明日に延ばして失うものは、ほとんどない。
その場で言う一言を決めておく
家族と相談してから決めます。この一文だけ用意しておけば、断る理由を説明する必要はない。
粘られたら「今日は契約しません」を繰り返す。押し問答の内容に付き合わないほうが早く終わる。
断ったのに勧誘を続ける、居座る、大声を出す。こうした行為は特定商取引法で禁じられていて、消費生活センターに相談できる。
点検当日の記録を残しておく
名刺を受け取り、会社名・所在地・電話番号を控える。作業の前後を自分のスマートフォンでも撮っておく。
この記録は、後で他社に相談するときにも、契約を解除するときにも効く。
本人以外が対応するとき
高齢の親だけが家にいるときに、点検の話が来ることがある。その場で決めずに家族へ電話をつなぐ、という流れを先に決めておく。
頼んだ覚えのない訪問なら、玄関先で断ってよい。こちらから呼んでいない相手に、床下を開ける理由はない。
訪問で来る業者への対応や、点検の名目で家に上がるケースをもっと詳しく知りたい人は、こちらも読んでおくと判断が早くなる。
見積もりの内訳を確認する
総額だけを見比べても、業者の選び方は決まらない。同じ金額でも、面積の数え方と薬剤と保証が違えば、まったく別の商品になる。
面積の数え方を確認する
シロアリの工事は、薬剤を入れる面積をもとに計算されることが多い。延床で数えるのか、実際に施工する部分だけで数えるのかで金額が動く。
「一式」とだけ書かれていたら、何平方メートル分なのかを聞く。数字の出てこない見積書は、他社と比べようがない。
薬剤と工法を確認する
床下の土壌と木部を処理して壁をつくる工法と、餌に薬剤を仕込んで巣ごと減らす工法がある。狙いも工期も、後の点検の形も違う。
薬剤名が書かれていない見積書は避ける。名前が分かれば、成分や適用をあとから自分で調べられる。
小さな子どもやペットがいる家、においに弱い人がいる家は、薬剤の種類と施工後の換気の指示を先に確認する。当日に相談すると、選べる薬剤が減る。
予防と駆除は別の提案
いま被害が出ている家への駆除と、被害のない家への予防では、やることも金額の根拠も違う。
見積書を受け取ったら、これはどちらの提案かを口に出して確認する。ここが曖昧なまま進むと、必要のない工事が混ざる。
保証の中身を確認する
公益社団法人日本しろあり対策協会の標準仕様書では、施工後の保証期間を5年としている。年数だけでなく、中身を読む。
再発したときに無償で再施工するのか、傷んだ木材の補修費まで見るのか。ここが保証書の本体になる。
| 見積書で見る欄 | 確認すること |
|---|---|
| 施工面積 | 単位が書かれているか、どこを数えたか |
| 単価 | 面積あたりか、一式か |
| 薬剤名 | 商品名と成分が書かれているか |
| 工法 | 土壌処理・木部処理・ベイトのどれか |
| 保証年数 | 何年か、起算日はいつか |
| 保証の範囲 | 再施工だけか、補修費まで入るか |
| 付帯工事 | 点検口の新設・防湿・換気が別項目か |
| 支払い条件 | 着手金の有無と、支払いの時期 |
この欄がすべて埋まった見積書を出せる業者は、それだけで説明できる会社だと分かる。
- 「シロアリ工事一式」だけで内訳がない
- 薬剤名が書かれていない
- 保証書の現物を見せてもらえない
- 値引きの理由が説明されない
- その場で金額が下がっていく
複数社に頼んでいい理由
点検を1社で終わらせる決まりはない。無料の点検なら、2社3社に見てもらっても手元の負担は増えない。
点検結果は業者ごとに違う
床下のどこまで入ったか、どの季節に見たか、何を被害と判断したか。この3つで報告の中身は変わる。
被害あり・被害なしで結果が割れたときは、写真と場所を突き合わせる。同じ場所を見ていないだけ、ということがある。
比べるのは金額ではなく根拠
- 床下はどこまで入りましたか
- この写真は家のどのあたりですか
- いま工事が要る理由は何ですか
- 予防と駆除、どちらの提案ですか
- 保証は何を保証しますか
同じ質問を各社に投げると、答えの厚みで差が出る。根拠を言葉にできる会社を選ぶのが、点検業者の選び方の芯になる。
何社まで呼ぶか
数を増やすほど正解に近づくわけではない。点検のたびに人が床下へ入り、家の側の時間も削られる。
2社で結果が揃えばそこで判断できる。割れたときに3社目を足す、という順番で足りる。
点検の日を近い日程でまとめておくと、家の状態が変わらないまま比べられる。時期が離れると、被害の進み方の差なのか見立ての差なのかが分からなくなる。
相見積もりは隠さなくていい
他社にも見てもらっていると伝えて機嫌を損ねる業者なら、その反応自体が判断材料になる。
ただし、値段だけを下げ合わせる使い方はしない。削った分は、薬剤か手間か保証のどこかから引かれる。
契約後でも戻せる制度
断りきれずに契約書へ署名してしまっても、そこで終わりではない。入口が訪問販売なら、クーリングオフで契約をなかったことにできる。
クーリングオフが使える入口
特定商取引法の訪問販売にあたる契約は、法定の書面を受け取った日から8日以内なら、理由を書かずに解除できる。
解除に違約金はかからず、支払った代金は返る。すでに作業が始まっていても、元に戻す費用を消費者が負担することはない。
| 契約した場面 | クーリングオフの扱い |
|---|---|
| 業者が家に来て、その場で契約した | 訪問販売として対象になる |
| 電話で勧誘され、そのまま契約した | 電話勧誘販売として対象になる |
| 点検だけ頼み、その流れで工事も契約した | 対象になり得るので相談する |
| 広告を見て営業所へ出向き契約した | 対象外になることがある |
通知の出し方
- 書面(はがきなど)か、電子メール等で解除を通知する
- 契約日・業者名・契約内容・解除する旨を書く
- 出した内容と日付が残る形にする
- 8日以内に発信していれば、相手に届くのが後日でもよい
2022年6月から、書面だけでなく電子メールなどの電磁的記録でも通知できるようになった。出した記録は手元に残す。
8日を過ぎたとき
法定の書面を渡されていない、内容に不備がある。この場合は期間がまだ始まっていない扱いになる。
事実と違う説明を受けて契約したときは、取消しを主張できる。判断に迷ったら消費者ホットライン188に電話すると、近くの消費生活センターにつながる。
解除を通知したあとに、返金や工事の扱いで話をすり替えられたら、その場で答えない。消費生活センターに間に入ってもらう。
契約したあとの逃げ道を知っていれば、点検の場で焦らずに済む。業者の選び方に落ち着いて向き合えるようになる。
点検を頼む前に確かめたい業者の資格と体制
シロアリ点検の業者の選び方で先に見ておきたいのが、その会社が何を根拠に床下を診断しているかという点。資格と体制は依頼前の電話やサイトで確かめられる。
防除の資格を持つ担当者が来るか
シロアリ防除には「しろあり防除施工士」という民間資格があり、公益社団法人日本しろあり対策協会が認定している。国家資格ではないので、資格がなくても営業自体はできる。
点検に来る担当者が資格を持っているか、当日に認定証や名刺で示せるかを聞いておくと、話が具体的になる。
所在地と連絡先がはっきりしているか
工事の保証は数年に及ぶため、その間ずっと連絡が取れる相手かどうかが効いてくる。固定電話と、実在する事務所の住所が出ているかを見ておく。
携帯番号とフォームだけの業者を外す必要はないが、後から問い合わせる手段は先に確かめておきたい。
- 会社の所在地と固定電話が公開されている
- 点検を担当する人の資格の有無を答えられる
- 賠償責任保険に加入しているか
- 使う予定の薬剤名を事前に教えてもらえる
- 点検にかかる時間の目安を言える
- 点検後に報告書を出すかどうか
加入している保険と団体
床下の作業では配管や断熱材を傷めてしまうことがあり、賠償責任保険の加入で対応が変わる。業界団体に入っているかは、苦情の窓口があるかという意味で参考になる。
| 確かめること | 聞き方の例 | 見ておく点 |
|---|---|---|
| 担当者の資格 | 点検に来る方は防除の資格をお持ちですか | その場で答えられるか |
| 保険の加入 | 床下で破損があった場合はどうなりますか | 保険名や補償の範囲を言えるか |
| 団体への加入 | 加盟している協会はありますか | 団体名が具体的に出るか |
| 報告の形式 | 点検後に書面と写真はもらえますか | 無料点検でも出るか |
シロアリ点検を頼む時期と頻度の目安
点検は思い立ったときに頼めるが、家の状態や季節によって得られる情報が変わる。頼む時期を決めておくと、業者選びも慌てずに進められる。
前回の施工から五年前後
床下に散布するタイプの薬剤は、効果の持続を五年ほどで設計している製品が多い。工事の保証を五年で区切る業者も多く、期限が切れる前が一つの区切りになる。
新築時に防蟻処理をした家も同じで、引き渡しから五年ほど経った時点が最初の見直し時期になる。
羽アリを見かけた直後
ヤマトシロアリは春から初夏、イエシロアリは初夏から夏にかけて羽アリが飛ぶことが多い。この時期は依頼が集中し、点検の予約が取りにくくなる。
羽アリを見た日と場所、羽が落ちていた位置を控えておくと、点検で見る場所を絞り込みやすい。
家に変化があったとき
雨漏りの修理、増築、水回りのリフォームの後は、床下の湿気や木部の状況が変わっている。床のきしみや畳の沈みを感じたときも点検の理由になる。
| 時期・きっかけ | 点検を考える理由 |
|---|---|
| 前回の施工から五年ごろ | 薬剤の効果と保証の期限が近づく |
| 羽アリを見た直後 | 発生源が敷地内か外かを切り分けられる |
| 雨漏り・水漏れの後 | 濡れた木部が被害を受けやすくなる |
| 増築・リフォームの後 | 基礎の継ぎ目や新しい木部が加わる |
| 中古住宅の購入前後 | 過去の施工歴と現状を把握できる |
点検の結果を記録に残し、次につなげる
点検が終わったところで話を閉じてしまうと、次に別の業者へ頼むときに一から説明し直すことになる。記録の残し方まで含めて選び方を考えたい。
報告書に入れてもらう項目
被害の有無だけでなく、点検した範囲と入れなかった場所を書いてもらうと後で読み返せる。床下に潜れなかった区画があるなら、その理由も残しておく。
- 点検した日付と担当者の名前
- 床下に入った点検口の位置
- 入れなかった区画とその理由
- 被害や蟻道を見つけた場所
- 床下の湿り具合や換気の状況
- 提案された工法と薬剤の名称
写真は撮影場所とセットで受け取る
床下の写真だけを見せられても、家のどこを写したものか分からない。「北側の浴室下」のように場所を添えてもらうと、他社の見立てと突き合わせられる。
データで受け取れるなら、パソコンやスマートフォンに保存しておくと次の点検で使える。
工事をしない判断も記録に残す
今回は工事を見送るという結論でも、そのときの床下の状態を残しておく価値がある。次の点検で比べる材料になり、変化があったかどうかを判断しやすい。
見送った理由と、次に点検する目安の時期をメモに書き添えておくと、家族の間でも共有できる。
点検方法と使う道具の違いを見る
シロアリ点検業者の選び方で差が出るのが、家のどこをどうやって調べるかです。方法が変われば分かることも変わります。
床下に入るか、外から調べるか
点検口から床下へ進入して木部を直接見る方法と、床上や建物の外周から調べる方法があります。
住宅の造りによっては進入できない範囲が残ります。その部分をどう補うのかを先に聞いておきます。
| 調べ方 | 分かること | 立ち会いで見る点 |
|---|---|---|
| 床下進入 | 木部の食害、蟻道、湿気のたまり方 | 入った範囲と入れなかった範囲 |
| 床上からの打診・計測 | 床鳴りや空洞、木材の湿り | どの部屋を何か所調べたか |
| 外周の目視 | 基礎の蟻道、羽アリの跡、水はけ | 写真が残っているか |
点検に使う道具
- 木部を叩いて空洞を探す打診棒
- 木材の湿り具合を測る含水率計
- 床下を撮影する照明付きカメラ
- 手の届かない裏側を映す点検鏡
道具が多いほど良いという話ではありません。どこを何で確かめたのかを言葉にできるかを見ます。
調べられなかった場所の扱い
点検できなかった範囲が報告に残るかを確認します。空白のまま結論だけ示されたら、理由を尋ねます。
施工後の保証とアフター点検の条件
点検の先には工事の話が続きます。保証の条件を依頼前に読んでおくと、業者どうしを同じ物差しで比べられます。
保証書に書かれる範囲
保証の対象が建物全体なのか、薬剤を施工した部分だけなのかは業者ごとに違います。
- 保証の対象になる場所と、外れる場所
- 保証の始まる日と終わる日
- 再発と判断する基準は誰が決めるのか
- 会社が変わったときに保証が引き継がれるか
期間中に再発したときの対応
| 確かめること | 質問のしかた |
|---|---|
| 再施工の費用 | 薬剤代と作業代のどちらまで含むか |
| 木部の損害 | 修繕まで含むのか、駆除だけか |
| 連絡から着手まで | 受付の窓口と、おおよその日数 |
保証を続けるための条件
期間中の定期点検を受けることが条件になっている場合があります。点検の間隔と費用の有無を聞いておきます。
床下に物を置く、増築するといった行為で保証が外れる決まりもあります。書面のただし書きに目を通します。
よくある質問
Q. 点検だけ頼んで、工事は断ってもいいですか
断ってかまわない。無料点検は点検と見積もりまでのサービスで、その場で契約する義務はない。
断りにくいと感じたら「家族と相談してから決めます」で切る。理由を細かく説明する必要はない。
Q. 床下に入らない点検は信用できませんか
入れない家もあるので、入らなかったこと自体が問題とは限らない。問題なのは、入っていないのに断定的な結論を出すこと。
点検口から覗いただけなのか、奥まで進んだのか、カメラで代替したのかを確認する。そこを説明できる業者なら、結果も読める。
Q. 保証年数はどのくらいが標準ですか
公益社団法人日本しろあり対策協会の標準仕様書では、施工後の保証を5年としている。まずはこの年数が基準になる。
年数より中身を見る。再施工までなのか、被害を受けた木材の補修まで含むのかで、保証の重さが変わる。
Q. 施工したのに再発したらどうなりますか
保証期間内なら、保証書に書かれた範囲で対応してもらう。無償の再施工か、補修費まで見るのかは保証書の記載による。
保証には条件が付いていることが多い。増築した、床下を改造した、他社が薬剤を入れた、といった場合に外れる書き方になっていないかを契約前に読む。
Q. 点検の頻度はどのくらいですか
保証が切れる前後は、区切りとして点検を入れやすい。薬剤の効き目には期限があるので、保証年数がそのまま目安になる。
その合間は、羽アリが出る春から初夏に自分で見る。床のきしみ、水回りの湿り、基礎に付いた土の筋は、素人の目でも気づける。
Q. クーリングオフの期間は何日ですか
訪問販売にあたる契約なら、法定の書面を受け取った日から8日以内。8日目に発信していれば間に合う。
書面をもらっていない、書かれた内容に不備がある場合は、期間の起算が始まっていない扱いになる。迷ったら188に電話して確認する。
点検のあとに実際どんな工事が行われるのか、被害の進み方まで踏み込んで知りたい人は、こちらから続けて読める。
まとめ:無料点検の範囲を知ってから頼む
無料点検は、家を見て見積書を出すところまでの入口。そこから先は工事で、金額も判断も自分の側にある。
シロアリの点検業者の選び方で見るのは、床下にどこまで入ったか、写真と報告書を出せるか、見積書の欄を埋められるか。この3つで、比べる材料は揃う。
その場で決めなくていい。契約したあとにも8日という戻り道があると知っていれば、点検の日は落ち着いて話を聞ける。
- 無料なのは点検と見積もりまで。有料に変わる線を申込み前に聞く
- 床下にどこまで入ったか、写真と報告書が出るかで点検の質が分かる
- 見積書は面積・薬剤名・工法・保証の範囲まで書かせて比べる
- その場で契約しない。断る一言を先に決めておく
- 訪問販売なら書面の受領から8日以内はクーリングオフできる

